宿便はマッサージでも効果がある
宿便はマッサージでも効果を得られます。
時間をかけて、お金をかけずに自分でできるところも魅力ですね。
自分が届かない場所は、家族に手を借りるのも1つで、コミュニケーションのきっかけにもなります。
便秘、宿便を解消するためには、食事や運動によって腸の動きを良くしておくことが大切です。
腸の動きを促すためには、お腹や背中、足裏などのマッサージがとくに効果的です。
大腸は、お腹の左下部分から上の方、そしてお腹の左下のS字結腸から直腸へとつながっています。
この腸の形に沿ってマッサージすると、効果的です。
まずは仰向けになり、お腹が伸びるように腰の下に枕や丸めたタオルを置きます。
伸びたお腹を、人差指から小指までの4本指で、お腹をマッサージします。
おへそのまわりを、時計回りに、「の」の字を描くようにゆっくりとマッサージします。
強く押す必要はありません。
心地いいと感じる程度、軽く押していくので大丈夫です。
呼吸を止めず、鼻から深い深呼吸をしながら、ゆっくりと、30〜50回くらいマッサージしましょう。
お腹の周りをマッサージすることで、腸を刺激するだけではなく、血行を促進し、体を温めることもできます。
冷えた状態では胃腸の動きも悪くなるので、マッサージによって血流をよくすれば、便通にも良い影響があります。
背中のマッサージ
以外かもしれませんが、お腹だけではなく、背中のマッサージも効果的です。
背中には腸の動きを活発にするツボがあるので、そのツボを意識してマッサージしてみましょう。
腰骨の高さの、背骨から指2本分外側には、「大腸癒」(だいちょうゆ)というツボがあります。
「大腸癒」の上には、「腎癒」(じんゆ)というツボがあり、
これらのツボを通るように親指で背骨の横をゆっくりと押していき、そこを中心にマッサージします。
このとき、息を少しずつ吐きながら刺激しましょう。
これを行うときは、トイレに座っているときに、背筋をピンと伸ばした状態で行うと出やすくなります。
合わせて、おへそ横の両脇腹をグリグリとマッサージしてみましょう。
足裏マッサージ
足裏にも腸に反応するツボがあります。
足裏マッサージをするときは、腸の反射区である、足裏の中央のくぼんだ部分を刺激しましょう。
手で指圧するのがやりにくいなら、人にやってもらうか、
ゴルフボールに足裏をのせ、くぼんだあたりを広範囲でゴロゴロと転がし、刺激を与えます。
目安は片足5分くらいです。
即効性があるとされるお腹や背中、足裏のマッサージですが、より強い効果をと、
力を加えすぎてはいけません。
イスなどに座りながら行うと、立ってやるよりは、力加減を押さえやすいですよ。
また、とくに腹部のマッサージは、強く力を与えすぎるとかえって腸などを傷つけてしまう場合もあります。
気持ちがいいと感じる程度の強さで、ゆっくりと体を温めるようなイメージで行いましょう。
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