MENU
【スポンサーリンク】

宿便とは?

宿便の正体っていったい何でしょう?

 

ダイエット食品などの広告で、
「宿便」を出して○kg痩せる!などの謳い文句を見たことがありませんか。

 

また、「宿便」を出してデトックスすることで美肌効果を訴えているものも目にしますね。
実際、宿便とはどのようなものなのでしょうか。

 

実は宿便とは、医学用語ではありません。
医学的にも宿便が問題視されることはあまりありません。

 

一般的に、腸の中に長く留まったままの便を宿便と呼んでおり、滞留弁とも呼ばれています。

 

便秘がちの人は、お腹が張って痛くなったりと、
便が腸内に留まっていることを実感することがあるでしょう。これが宿便の正体です。

 

また、便秘ではなく正常に排便できている場合でも、腸内のヒダに便がひっかかるなどして、
自覚のないまま便が残留してしまっていることがあります。

 

宿便は便秘の人に限らず、誰でも少しはあるものだと考えられます。

宿便は腸に滞留している便のこと

宿便と言うと、腸の管に、
まるでサビのようにべっとりと張り付いてしまった便を想像する人が多いですが、
実はそうではありません。

 

腸はいつでも波を打つように動いています。これを蠕動(ぜんどう)運動と言います。

 

また、腸の壁は数日で古くなって剥がれ落ち、便と一緒に排出されるものです。
これらの腸の働きからも、腸の壁に便がこびりついたままの状態になることは考えられません。

 

寝たきりの人などは腸の一部分に固い便が積み重なってしまうことはありますが、
普通に動ける健康な人が腸の壁に便がこびりつくという状態になることはあり得ません。

 

水分不足などによる便秘や、腸の動きが悪いなど、
何らかの理由で腸に便が残ったままになっている一部の便を総じて宿便と言うのです。

便の理想の排出時間

そもそも便は、普通はどのくらいで排泄されるものなのでしょう。
食べた物の全てが48時間以内、つまり2日以内に排出されるのが理想ですが、
実は便秘ではない健康な人でも、2日以上便が滞留している宿便をもっている場合がとても多いのです。

 

食べ物と一緒に、小さなガラス玉をいくつか食べさせて、ガラス玉がどのくらいで排出されるか
調べた実験があります。
便秘の症状がない、健康体の人で実験を行いました。

 

その実験では、全てのガラス玉のうち約70%が24時間〜72時間以内、つまり3日以内に排出されました。

 

しかし、残り全てのガラス玉が排出されるのに1週間かかる場合もあったとの結果があります。

 

食べた物のほとんどは3日以内に排出された一方で、
数十%は3日以上経っても宿便として腸内に残っていたのです。

 

もし便秘の人で同じ実験をした場合、
全てのガラス玉が排出されるのにもっと長く時間がかかったと予想されます。

 

このように、便秘ではない人でも、3日以上前の便が腸内に残留している、つまり、宿便があるのです。

 

健康のためには、食べたものの90%が24時間〜48時間以内に排出されるのが望ましいです。

 

これは、毎日排便があるというだけではなく、
新しく食べた物と、消化済みの物がしっかり入れ替わっていくのが理想です。

 

そのためには、日頃から食物繊維や水分をしっかり摂ったり、
運動をして腸に刺激を与えて腸の蠕動運動を促すことが大切です。

 

これは便秘の解消にも有効なことですね。
胃腸の蠕動運動は、私たちの意識しないところで反応する、
自律神経によって動いているため、自分の意思で動きをよくすることはできません。

 

しかし運動をすることや、水分をとることで胃腸に刺激を与え、蠕動運動を促すことは可能なのです。

便の臭いでもチェックできる

ただ、お腹が張るなど、便秘の自覚があまりない人にとっては、
自分に宿便があるかどうかは分かりにくいものですね。

 

その場合は、便の臭いに注意してみましょう。
腸の働きが悪く宿便が滞在しやすい人は、腸内の微生物の環境が悪いと考えられます。

 

腸内には悪玉菌と善玉菌があります。

 

このうち悪玉菌が優位に立つと、微生物の環境が悪くなり、腸の動きも悪くなってしまうのです。
すると便が滞留しやすくなり、宿便となってしまいます。

 

実は、動きが悪く悪玉菌が多い場合の腸の便は腐敗しており、悪臭がします。
便は普通臭いものだと思いがちですが、
善玉菌が多く、動きの良い腸の便は、あまり臭いがしないものです。

 

この便の臭いは、食べた物によっても違います。

 

焼肉などをたくさん食べた後の便は臭いはきつかったという経験はありませんか。
実は、肉や魚など動物性の食べ物は腐敗性が強く、
便の臭いをきつくさせやすいのです。

 

反対に、野菜など植物性の食べ物は腐敗性は弱く、
食物性のものばかりを食べた後の便はあまり臭いません。

 

腐敗性が強い動物性の食べ物が便になると毒素を出し、腸内の環境を悪くします。
その結果、宿便しやすいと考えられます。

 

またその宿便によって腸内環境がさらに悪化するという悪循環が起こります。
バランスの良い食事は、腸内環境を洗浄に保つのにも良い影響を与えるのです。

 

宿便は誰にでもあるものです。
便が長い間、腸内に留まると、健康にも害を及ぼし、重い病気になる可能性もあるのです。

 

食生活の改善や、時には薬を使うことで解消することもできますので、一度、
自分の便の臭いや排便のリズムなどを見直してみましょう。

【スポンサーリンク】